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万が一、踏切で車が動かなくなったら

踏切で立ち往生しないために


送迎の際、踏切を通ることもあると思います。まずは、通過中に遮断器がおりてしまうことのないようにすることです。そのためには、以下の2つは絶対にないようにしましょう。

 

●ケース1 遮断器が閉じ始めているにもかかわらず、強引に踏切に侵入した

警報がなってから遮断器が閉じるまでの時間は、30秒程度あるそうです。すでに遮断器内にはいっていても、車であれば十分に渡りきれる時間です。しかし、警報機がなりはじめてからでは、間に合わないかもしれません。遮断器がおりはじめていたらなおさらです。送迎中に、このような危険行為をする方はいないと思いますが、絶対にさけなければいけません。万が一そうなったら、遮断器を押して逃げるしかありません。

 

●ケース2 前方が混んでいて踏切内で停止しているうちに遮断機が閉じた

ケース1以上に危険かもしれません。なぜなら、前方がふさがっていて、後方車両も前につめられたら、どこにも逃げ場がないからです。遮断器の前に、1台が十分に入れるスペースがあることを確認してから、踏切に侵入するようにしましょう。

万が一、止まってしまったら


気をつけていても、踏切内に閉じ込められることがあるかもしれません。最近の車では少ないと思いますが、以前は踏切内でエンストするという方が、少なくありませんでした。万が一、踏切内で止まってしまって身動きができなくなったら、いろいろ考えずに一刻も早く事故を回避するための行動に移りましょう。

 

1.非常ボタンを押す(自動列車制御装置が作動します)

2.利用者を避難させる

3.ニュートラルにして、まわりの方に協力を求めて車を押し出す

 

実際に起きたときには、パニックで考えられなくなるかもしれません。踏切を横断する際には、常に頭に思い浮かべながら走行してもよいかもしれません。それくらい踏切事故は重大なのです。